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パソコンを購入するとき、CPUの選び方にポイントはありますか?

回答

CPU (Central Processing Unit)とは日本語で「中央演算処理装置」と呼び、その名の通りパソコンの演算や制御の中心となるデバイスです。パソコンの基本性能を決定付けるデバイスとなりますので、用途に適した性能のCPUが搭載されたパソコンを選ぶことが重要です。

パソコン工房 インターネット通販ではBTOパソコンのCPU性能を計測、数値化したCPUスコアをおすすめ商品リストに掲載しております。CPUついて違いがよくわからなくても、CPUスコアを利用することで性能を数値で簡単に比較できますのでCPU選びに是非ご活用ください。

より具体的なCPUの基本性能と選び方のポイントについては以下で解説します。

CPUの基本性能と選び方のポイント

パソコンの選び方サイトおすすめ商品リストのイメージ パソコンの選び方サイトおすすめ商品リストのイメージ

コア数・・・CPU内で実際に処理を行う部分の数を表します。

CPUの核となる部分をコアと呼び、コアの数が多いほど同時に実行できる処理も多くなります。複数のアプリケーションを同時に利用したい場合や、画像・動画編集など複数の処理を同時に行うアプリケーションを使用する場合はコア数の多いCPUがおすすめです。

スレッド数・・・CPUが同時に処理できる作業の数を表します。

CPUが実行する処理のまとまりをスレッドと呼びます。1コアにつき1スレッドずつの動作が基本のため、コア数=スレッド数の関係になります。

【 あわせて知りたい 】コア数よりスレッド数が多いCPUがあるのはなぜ?
一部のCPUには、1つのコアが2つのスレッドを同時に実行できるようになる同時マルチスレッディングという機能が搭載されています。
コア数が倍になったかのように動作するため、同時に実行する処理の効率向上が見込めます。
ただし、使用するアプリケーション側が同時マルチスレッディングに最適化されていない場合、限定的にしか効果を発揮できません。
おすすめ商品リストなどに記載されているスレッド数がコア数より多い場合、そのCPUは同時マルチスレッディングに対応しています。

カスタマイズイメージ カスタマイズイメージ

動作クロック数・・・CPUの処理速度を表します。

CPUコアの動作クロック数をGHz(ギガヘルツ)で表しており、CPUの基本的な処理速度の指標となります。
動作クロック数が2つ記載されているCPUは数値の間で処理速度を高速化するターボ機能を搭載しています。
ライトユースでのWebページ閲覧や事務作業などから快適性に影響しますので動作クロック数の高いCPUほどおすすめになります。

キャッシュメモリ・・・頻繁に扱うデータを高速に処理するための作業領域です。

CPUに内蔵されている高速なメモリです。CPUが動作するとき、処理するデータをメインメモリから受け取りますがメインメモリの動作速度はCPUに比べて低速なのでCPU側に待ち時間が発生する場合があります。
そのため、頻繁に扱うデータはより高速なキャッシュメモリ上に保存して処理を行うことで、動作速度の低下を防ぎます。 基本的にCPUのコア数が多いほど、キャッシュメモリの容量も大きくなる傾向があります。

TDP(Thermal Design Power)・・・CPUの発熱量と消費電力の目安になります。

CPUの設計上想定される最大放熱量を指し、発熱量やおおまかな消費電力の指標になります。基本的に高性能なCPUほどTDPが高く、発熱・消費電力も高くなる傾向があります。ノートパソコンなどではCPUの消費電力がバッテリー駆動時間に影響するため、多少性能を犠牲にしながらも省電力性を追求したTDPの低いCPUも存在します。

TDPが高いCPUを選ぶ場合は、安定したパフォーマンスを発揮するためにCPUを強力に冷却できる高効率グリスや高性能CPUクーラーへのカスタマイズがおすすめです。

メーカーや世代の違いについて

CPUを選ぶ時には、基本性能だけでなくメーカーや世代の違いに注目することもポイントになります。

メーカーについて

パソコン用のCPUメーカーは大手としてIntelとAMDの2社が存在し、上記の基本性能に応じてそれぞれのシリーズに分かれています。 CPUのシリーズ名は性能指標(数字が大きいほど高性能になります。) になっており、把握しておくことで大まかな比較が行えますがメーカー間では指標が異なるため注意が必要です。

世代について

CPUの世代が刷新されるごとに基本性能の向上はもちろん、その時代に合わせた新機能が追加されることもあります。 最新のOS、アプリケーション、CPUの組み合わせでは、旧世代のCPUと比べて基本性能が同一でも実際のパフォーマンスは向上している場合があります。世代の違うCPU同士の比較には、ある程度の知識を必要とします。

CPUスコア活用術

CPUスコアはコア数や動作クロック数のバランス、メーカーや世代の違いを踏まえてスコアを記載しているため、CPUの違いがわからない時だけでなく、上記のように知識が必要なメーカーや世代の違うCPU同士の比較にも活用することができます。 CPU選びの比較検討に是非ご活用ください。

CPU選びのポイントまとめ

CPUを選ぶ時、特に注目すべきポイントはコア数と動作クロック数です。 加えて、パソコンの用途や使い方によってコア数と動作クロック数のどちらをより重視すべきかが変わります。 また、高負荷な作業を行わないのであれば、あえて基本性能を抑えたCPUを選択し、パソコンのコストを下げることもポイントの1つです。

同時マルチスレッディングの有無やキャッシュメモリの容量、TDPについてはCPUの性能にある程度付随しますので参考程度に留めておいて構いません。
メーカーや世代が違うと基本性能だけでは比較できなくなるのでCPUスコアを活用した比較がおすすめです。

パソコンの選び方サイト では、上記のポイントを踏まえた上で、お客様のご使用用途ごとに最適なスペックの組み合わせをご紹介しております。是非ご利用ください。

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